2015.6.6

もう夏なのかと思う気候の後、2日来寒かったり着るもの、寝るときの布団など、あたたかいものに戻したりしています。あー風邪ひいたと思う瞬間って、こんな時です。あたたかいものを飲んだり、食べたり、しっかり体温調節したり・・そんなことしか免疫の防御能力を高めることはできないのかもしれません。

TVのコマーシャルの効果か、市販の総合感冒薬をのんでから治らないとの受診が多いです。総合感冒薬には鼻水止め、解熱剤、カフェイン(なぜ?)などが混ぜてあることが多いです。自分は全く使わないし、PL顆粒など病院で使うようなものも処方することはほとんどないです。そんなもので治るものは、のまなくても治るものだと考えるからです。

「風邪ですか?」の患者さんからの質問、いつも返事にうっとつまるのですが、「ウイルス感染の風邪ひきである可能性が高いと思います」と答えていることが多いです。でも、治らない場合、検査をしたらマイコプラズマ感染症だったり、他院で風邪と言われた人に急性中耳炎があったり、やはりはじめての診察で「ただの風邪」と言い切ることは無謀なんです。「問題があったら、また診せてください」この一語に尽きるんです。正直なところ。