2017.2.20

先週の木曜日は仲南小学校の6年生に喫煙防止の授業に行ってきました。とても静かに聞いてくれました。これから中学校へ行く人たちにたばこを1本も吸わない人生を送って欲しいと話してきました。たばこの箱のニコチンの表示が1mgであろうと10mgであろうと血液中のニコチン濃度は差がないとか、癌になるリスクはニコチン量の少ない表示のものの方が多い可能性があるとか、基本的な知識が喫煙者に与えられていません。体への害はほんの少し!というイメージ操作で電子たばこの売り上げもぐんぐん伸びているようです。JTのホームページではたばこが癌の原因になるかは科学的には立証されていないとか、医学的には問題の多い記載があります。今の時代、ネットで自分に都合の良いニュースだけ集めて「いいね!」って自己満足しやすいと思います。大企業JTの社会的責任は重いと思いますが、無責任な企業と思わざるをえません。国内で受動喫煙で死亡する人が15000人、能動喫煙で死亡する人は11万人以上と言われます。交通事故死亡が1万人を切って久しい中、たばこのためにこんなに日本の人々が亡くなっているのは戦争をしているのと同じレベルの損失です。

国会ではオリンピック前に受動喫煙防止のための法律をどうするのか話し合われています。日本医師会が主張する「例外なし。すべての飲食店での喫煙不可。」これが先進国の標準です。中国もブラジルもアメリカもヨーロッパの国々もオリンピック開催国はこの「たばこのないオリンピック」をおもてなしとしてしてきたのです。喫煙者の権利を言う人がありますが、他人の健康を害してよい権利なんてないんです。JTが献金をばらまいても例外を作ってはだめです。塩崎厚生労働大臣がんばれ!